脊柱管狭窄症手術その3

期せずして二度の手術を経験することになったが、その方法はまるで違ったので参考になればと思い書いています。 椎弓形成術と脊柱固定術です。後者は脊柱が元々不安定である場合や必要な手術操作の為に不安定になる可能性のある方に上の背骨と下の背骨をボルトと棒などを使って固定させる術式になります。

その際に最小侵襲手術をする病院とそうでない病院とが有ります。僕が受けた二度目の手術では低侵襲手術を選べますかという問いにうちではしておりませんという返答でした。最初の手術が低侵襲手術をしてくださったので麻酔科が覚めた時から退院するまで痛みは一切?感じませんでした。看護師さんがキズを拝見しますと来るたびに不思議な感じがしていて、シャワーの許可が下りて鏡で背中を見たとき初めてこんなに切ったんだ!と驚いてしまいました。どんな仕組みで痛みを感じさせなかったかは不明ですが、とても楽な手術でした。勿論リハビリは大変で廊下で歩行練習を始めた時にはこのまま歩けなくなるのではとさえ思いました。

二度目の手術は麻酔から覚めると激しい痛みに襲われ眠れない三日を過ごしました。こんなことなら手術なんかするんじゃなかったという思いを抱きました。同室の方から(我慢するしかないよ)と慰められましたが、低侵襲手術を経験している僕には我慢できるものではありませんでした。 後後調べてみると金属で固定する方法でも低侵襲手術を行っている病院もあることを知りました。また金属で固定することは上下の骨に負担を掛けることになるので、なるべく行わないようにするという病院の考え方も有る事を知りました。

 手術をためらっていると下肢の麻痺を起こす危険性も高まってきます。よくよく調べて後悔しない病院選びをお勧めします。老後の人生は長いですから自分の足で元気に歩ける様にしてください。僕ですか?とても元気に歩いていますと言いたいところですが手術から二年を数えようとしている今、杖を突き短距離のみの歩行になっています。

 

 

2022年02月14日